アマノイ、ベトナム
ヌイチュア国立公園とユネスコの生物圏保護区に囲まれた、緑豊かなベトナムの海岸線を望む場所に、アマノイは佇んでいます。ここはヴィンヒー湾を見下ろす自然の楽園です。
起伏に富んだ水田と、どこまでも広がる海岸線。その間の緑豊かな丘の中腹に位置するアマンキラでは、大自然の中で楽しめるアドベンチャーを数多くご用意しています。聖なるアグン山の麓にたたずむこのリゾートで、バリ島東部の過去と現在を体験し、その文化と精神に触れて、地域の歴史と遺産について知ることができます。
文化の構造そのものに染み込んだ独自の形態のヒンドゥー教が息づくバリは、豊かな精神遺産の宝庫です。人間の世界と自然環境、神々の世界との関係性を浄化し、調和するための儀式が大いに重んじられ、島中の寺院で定期的に行われています。リゾート内の美しい寺院、パドマサナのアマンキラ専属司祭Pak Mangku氏が執り行う伝統的な祝福の儀式をご体験いただけます。
聖典、詩、先人の知恵が収められた古来のヤシの葉写本は、世代を超えて伝えられてきたヤシの葉の古代芸術です。この意義ある写本制作の伝統の継承に寄与していただくことができます。ゲストサービスアシスタントのPak Arta氏が、自身の祖父から受け継いだ工程を皆さまにお伝えします。
ジュングタン村にあるサムサラ リビング ミュージアムを訪れて、バリ島の美しさ、豊かさ、文化的価値を肌で感じてみませんか。音楽レッスンやアラック酒づくりを通じて、バリ島独自の伝統の背景にある意味を感じ取ることができます。また、何世紀にもわたって受け継がれてきた現地の職人の技術が織りなす独自の美術工芸品も購入していただけます。
カランガスムの亡き王によって建てられたティルタ ガンガとウジュン水の宮殿へは、アマンキラからわずか30分、水田の中の曲がりくねった道を通ってアクセスできます。第二次世界大戦中に被害を受け、1963年のアグン山の噴火ではほぼ完全に破壊されましたが、現在、宮殿は細心の注意を払って再建されています。道路脇から最初に目に入るのは、華麗なアーチ道で装飾された壮大なロマネスク様式のホールです。バリ島特有の建築様式というよりもバロック様式に近いその独特の形状は、今日アマンキラの出入り口やアルコーブに新鮮な響きを与えています。
バリ島東部には今も、古き良き時代が脈々と息づいている村が数多く残っています。バリ島はその大部分でヒンドゥー教が信仰されている中、トゥガナン村では古くからの信仰が守られており、衣装が宗教儀式の中心的な役割を果たしています。伝統として受け継がれてきた美しいダブル イカットの布を、現在も家族が手織りしています。この希少な織物が今も作られている唯一の場所、トゥガナン村を訪れて、複雑な織り工程を目の当たりにし、地元の人々と触れ合うことができます。